ディオプトリ(dioptre, 記号:Dptr, D)は、(主として眼鏡用の)レンズの屈折度の単位である。英語読みでディオプター(又はジオプター)とも言い、diopterとも綴られる。
ディオプトリはメートルで表した焦点が合っている被写体までの距離(焦点距離)の逆数と定義されている。すなわち、無限遠を見た状態でめがねを掛けた時、焦点が合っている被写体までの距離が0.5メートルのレンズの屈折度は2ディオプトリとなる。遠視・老視用の凸レンズでは値が正になり、近視用の凹レンズでは負になる。通常は正の場合にも符号をつけて"+2.0Dptr"のように表記する。
1875年の医学関係者の会議で採用された。
ディオプトリの絶対値が大きいことを俗に「度が強い」「度がきつい」「度が進む」などと言う。この度(degree)は本来はインチを元にした屈折度の単位である。度はインチで表した焦点距離の逆数と定義されており、1インチ=0.0254メートルであるので、1
Dptr = (1/0.0254)度 = 約39度となる。
【出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』】