眼球振盪(がんきゅうしんとう)とは自分の意思とは関係なく眼球が動く現象。病的なものと生理的なものがある。一般的には眼振(がんしん)と略して呼ぶことが多い。
病的な眼振
眼、脳、神経系統の病気が原因となって眼球が動く。他人からは黒目の部分が震えるように動いたり、回転しているように見える。一般的に先天性の場合が多い。また、後天性のものはめまいと呼ばれる。
先天性眼振の主な特徴
・一般に動揺視(物が揺れて見えること)がない。
・弱視を伴うのが一般であるが、その程度は人それぞれでばらつきが大きい。
・斜め方向に眼振が緩和される静止位があることが多い。
・眼振が少なくなる角度で見ると、よく視力が得られるため、その方向に頭を傾けて物を見る場合がある。
生理的な眼振
いわゆる「目が泳いでいる」状態で、極度の緊張状態のときに発生する。緊張状態が解けることにより眼振も収まる。
【出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』】